実践、不老健康長寿の秘訣を探れ!

敵(老化・病気)を知り、己(身体の成立ち・生きる仕組み)を知れば百戦危うからず

還元水素水のがん抑制効果について

あるお客様から以下のようなご質問がありました。
「色々な療法が世の中では有りますが、どれをとっても完全では無いのがガン治療です。それがいとも簡単に還元水素水で治るなんて信じられません?
もし還元水素水で治るのであれば現代医学でも取り上げられると思いますし、そんな話は初めてです。如何でしょうか?還元水素水でガンが治りますか?」



このご質問に対する私の回答です。
ガンについては、自分なりに色々と調べていたこともありましたので、それをまとめるということで、大変長い答になってしまいますが、ご容赦ください。
根本的に考え方を変えることが必要になりますのでちょっと簡単には説明できないのです。
結論から言えば、還元水素水で治る人もいれば、治らない人もいます。
還元水素水であろうと水でがんが治るなんてことはあり得ない。」と思い込んでおられる人にすれば、治る人がいるというだけでも驚きかもしれません。
私自身、電解還元水の話を協和病院の河村院長先生からお聞きするまでは、水で病気が治るなんてことは全く思ったこともありませんでした。
河村先生の詳細については
http://www.naruhodo-genki.com/kawamura.html
http://www.tougouiryou.jp/kawamura/
を参照してください。
で、先生から還元水自然治癒力についてのお話を聞き、さらには、生活習慣病予防指導士の資格取得のために様々な先生方の本を読み、人の体のしくみ、発病プロセス、病気に対する認識、現代西洋医学の進歩の歴史やその根本的治療の考え方などを総合して考えると、がんをはじめとする病気そのものに対する認識をあらたにしなければ、還元水でガンが治るということはなかなか理解できないということです。ガンばかりでなく、多くの生活習慣病についてもゼロベースで考え直すことが必要です。
順序立ててご説明します。
まず、現代西洋医学のがん治療、特に三大療法である、手術、抗がん剤放射線療法についてですが、これは、がんという病気を感染症や伝染病と同じように捉え、感染症や伝染病の病原菌をやっつけるのと同じ考え方に基づいています。
つまり、身体に対して悪いものとは戦いそれをやっつける。あるいは、それを排除するという発想が原点にあります。そして、ペニシリンにはじまった抗生物質に代わるものとしての抗がん剤やガン腫瘍を早期発見するための高度な診断技術や放射線治療技術などが開発されてきて、「ガンの治療法はこんなに進歩しましたよ。」と医療業界は盛んに宣伝しています。
しかし、これは対症療法的な治療技術です。つまり、ガンになった後、どうやってその患部を排除するか、どうやってガン細胞をやっつけるかという手法なのです。

この西洋医学的な考え方の大きな間違いは、感染症や伝染病などの外部から侵入した病原菌をやっつけるのと同じように、本来その体を形作る細胞をやっつけようとすることにあります。ですから、正常細胞にも悪影響がでるために副作用が大きくなります。身体への負担が大きくなり却って体力が奪われてしまいます。再発することもよくあります。根本療法ではありません。
この手法、考え方の恐ろしいところは、人間を機械のように捉え、身体が持つ治癒力など全く関知しないというスタンスなのです。基本的に西洋医学の治療法には、「自然治癒力」という概念は存在しないのです。
では、そもそもガンという病気は何故発症するのかということが重要になるのですが、最初にがん化した細胞が増殖して、それが健診などで発見されるほどの大きさの腫瘍となって、「がん」と診断される訳です。このプロセスには、感染症や伝染病のように発病の瞬間というものはなく、お医者さんががんと診断した時点からがん患者となる訳です。つまり、最初に細胞ががん化することがなければがんにはなりません。あるいは、例えガン化した細胞があったとしても、それを自然に排除することが出来れば、検診で見つかるほどの大きさになるまでに取り除かれます。
実は、これは多くの人が知らないことなのですが、健康な人であっても毎日、数多くの細胞がガン化しているのです。
ところが、生命体にはガン化した細胞を自ら取り除く力が備わっているのです。これが、自然治癒力とか自己治癒力と言われるものです。健康な人は、この力が正常に働いているのでガンにはなりませんが、不健康な生活をしている人は、この力が徐々に衰えていきます。そして、ガン化した細胞の増殖を許してしまうことになるのです。
具体的に、このガン化した細胞を取り除く力というのは何かというと、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)と呼ばれる白血球です。このNK細胞は血液にのって体内を循環し、ガン化した細胞があると食べてしまうのです。ですから、血液循環が悪くなるとNK細胞の働きも悪くなり、ガンになりやすくなります。
ガンになった人の特長として、低体温であるということが一般的なのですが、これは、血液循環が不全であるために細胞のエネルギー代謝が滞り体内の熱が産生されないからです。高血糖による血液循環不全である糖尿病患者のガンになる確率は3倍になるというデータもあります。
さらに、ガンというものを病気と見なしてしまうと、どうしても感染症や伝染病と同じような捉え方になり、予防や治療の考え方もそれに似通ったものになります。例えば、発ガン物質(感染症の病原菌に相当する原因物質)は何なのかを突き止めそれを避けようとか、早期発見、早期治療しようということになり、手術や抗がん剤などの荒療治によってガン組織をやっつけようとするのです。現代のガンに対する認識は、このようなものです。
しかし、ガンというものを身体の故障とみなしてみましょう。60兆個の細胞によって構成される人の体というのは、本来壊れやすいもの、故障しやすいものなのです。60兆個の細胞すべてが常に正常なままで分裂し維持し続けることは不可能であり、時にはエラーも起こりますし、化学物質や活性酸素などのフリーラジカルによる化学的な酸化によって細胞が損傷することもあります。遺伝子が酸化損傷した細胞はガン化していきます。
また、加齢によって衰えが生じると治癒力も弱まり様々な生理機能の不具合や故障が生じてきます。これらの不具合や故障を感染症や伝染病と同じように病気と呼んでいます。それ故、その対処法に根本的な間違いを犯しているのです。
本来、生命体にはそんな不具合や故障を自ら修復するための自然治癒力が備わっています。自らが自らを癒す力を持っていること自体が生きている証しなのです。つまり、生命力とは自然治癒力そのものなのです。機械ならば、絶対に自らを修理することはできません。
13億年以上の進化の歴史をもつ生命体だからこそ、自らの傷は自らが癒す力を備えているのです。例え、それが細胞のがん化であってもそれを癒す術は既に備わっているのです。
ところが、現代日本の食の欧米化、運動不足、心理的ストレス、不規則な生活などの生活習慣がこの治癒力を衰えさせているのです。直接的に影響を受けているのは、血液循環の劣化と血液機能の活力低下です。
血液循環というのは、自然治癒力の要なのですが、それが軽視されているのです。ですから、規則的な生活、食事と運動のエネルギーバランス、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素の適度な補給、ストレスのない心など血液循環を正常に保つことを心がけるとガンにはなりませんというよりも、ガンになっても自然と治っていきます。
では、本題の還元水素水でガンはどうして治るのかですが、
ひとつには、血液の状態を良くして血液循環を正常にする働きがあること。
ひとつには、NK細胞の活性が高まること。
ひとつには、体内を酸化する過剰な活性酸素を消去できること。
などによって、自然治癒力が高まりがんの進行を抑制して、さらには退縮させていくことが出来るということです。
さて、何故還元水素水にこのような力があるのか?が問題となります。これは、さらに突き詰めると水素あるいは電子の働きということになります。還元水素水とは、還元物質である水素が豊富な水であり、電子を与える力である還元力を持つ水です。
http://www.naruhodo-genki.com/suisosui.html
ただし、飲む量も関係しますし、還元水素水の質である還元力(還元電位)も影響します。ですから、水の特性も充分に調べずに、どうして体にいいのかを理解しようとせずに、名称にだけ“なんとか還元水”とか“なんとか水素水”と名付けられた水を、「コップ1杯ぐらい1日3回飲んでいれば霊験あらたかな効果がもたらされるのだろう。」なんて淡い期待を抱いて飲んでいるだけでは失敗します。何も効果がないということになってしまうのです。体内の水を入れ替えて体質を改善するくらいの勢いで飲むことが必要になったりします。
人の体というのも突き詰めていくと、元素になり膨大な数の化学反応や化学的バランスの上に成り立っています。
最近では、生体内の化学的な働きを生化学として研究が盛んに行われています。この生化学反応や生化学機能の中で、水素や電子は重要な働きをしているのです。自然治癒力もこの生化学反応がその力の源であり、正常な生化学反応が行われなければ自然治癒力は弱まっていくのです。
つまり、生命体の中の身体という物理的な存在は様々な生化学反応によってそのパワーは生み出され、かつ自然に修復されているのです。ですから、水素や電子を供給すると様々な生化学反応が活性化されて疲れ難くもなりますし、病気にもなりにくくなりますし、二日酔いもしなくなりますし、利尿作用も進んで尿の出がよくなります。抗酸化力も強くなりますから、ガン予防にもなります。
長くなりましたが、まとめますと、がんというのは自然治癒力、すなわち生命力が衰えたことによって身体の故障箇所を修理できなくなった結果であり、自然治癒力を高めることを進んで行えば、故障を自ら癒すことができガンは治るという次第です。
で、その自然治癒力を高めるのに最も貢献するものは、水素あるいは電子を補給すること。となり、還元水や水素水はそれを供給できる訳です。つまり、生体内の連鎖と循環をトータルに考えていかないと還元水素水ががんを治すということを理解するのはとても難しくなります。

では、水素にそのような病を癒す改善効果があるのなら、どうして医療現場でもっと使われないのかという疑問がわきますが、現代の日本社会においては科学的なエビデンスに裏付けされた治療法を主体とする西洋医学が正統な医学であり、現代西洋医学は発病後の症状である“結果”を改善することがその目的であるために、発病の原因を取り除き病を癒すあるいは健康を維持していくという水素の効果による処方は、まだ不確定要因が多過ぎてその確実性が実証されていないために、治療を施す側の医師ばかりでなく、治療を受ける側の患者にも受け入れ難い考え方であり実際の医療の現場では使われないのです。

日本の医学教育においては、西洋医学的な治療法や医薬品についての教育を受けるわけです。そのため、水素水などによる効果を医薬品と同じように一義的に特定の症状に対して直接的に作用するものとして捉えようとすると、“自然治癒力”という概念をお持ちでないお医者さんは理解できなくなってしまうのです。

さらに、一生懸命勉強して難関大学の医学部に入って修得した医療技術が水に置き換えられるなんてことは、それまでに修得した知識や本人の存在そのものを否定することになるために安易に受け入れられないから理解しようともしない先生もおられるでしょう。

がん患者さん自身も、日本の中心的な医療は西洋医学であり、最新の先端医療であれば、それが新しければ新しいほど治る確率が高いだろうと何の根拠もなく信じ込んでおられる方々が多く、「水素水によってがんの治療をします。」なんてことをお医者さんが言おうものなら、水なんかで治る訳がないという先入観が先立ち「なんて馬鹿なことを言う医者だ。わしを殺す気か!」と患者さん自身も受け入れられないのではないでしょうか?

その一方で、最近になって水素による治癒効果の研究が進みいくつかの研究論文が発表されたことで、これらを見過ごすことはできないという臨床医の先生方が「水素と医療研究会」という研究会をつくり情報交換を始められています。
http://k-suiso.jp/

還元水素水などよりももっと凄いものとして、アメリカの科学者パトリック・フラナガン博士が20年以上も前にその研究を成し遂げられていたシリカ水素化合物を応用したマイナス水素イオンサプリメントがあります。このサプリメントの300mgのカプセル1個で数十リットルの水素水を飲むのに等しい量の水素が体内で発生され大きな抗酸化効果を示します。
http://www.naruhodo-genki.com/shop/megahydrate.html
自然治癒力に関しては、身体ばかりでなく、心と気についても考える必要があるのですが、さらに長くなりますので割愛します。

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「ガンの患者学研究所」というサイトに非常に有益なことが書かれてます。
http://www.naotta.net/tokushu/index.html
私が読んだ本の中からお薦めしたいのは、
新潟大学医学部医学博士安保徹先生のベストセラー「免疫革命」

「e‐クリニック」を主催されている医師で医学博士の岡本裕先生著「9割の医者は、がんを誤解している!」

ガン患者の会「いずみの会」代表中山武先生の「ガンがゆっくり消えていく−
再発・転移を防ぐ17の戦略」

土橋重隆先生の「ガンをつくる心治す心」

http://www.naruhodo-genki.com/shop/megahydrate.html