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敵(老化・病気)を知り、己(身体の成立ち・生きる仕組み)を知れば百戦危うからず

水素サプリメントのがん抑制効果について − その1

YAHOO知恵袋に以下のような質問があり、そこに書き込んだ私の回答がベストアンサーに選ばれましたのでその回答を少し加筆修正してこちらに転記します。
オリジナルの記載は以下にあります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1340657073


質問
水素のサプリメントががんに良いと言われますが、根拠を知りたいです。
がんに効くわけないっていう簡単なお答えじゃなく、根拠を知りたいです。
例えば化学的な根拠、生物学的な根拠など、詳しいかた教えてください。

水素がガンに良いということの科学的な根拠、生物学的な根拠などが完全に解明されそれが医学的に認められたものになっていれば、現代のガン治療は水素によって行われているでしょう。しかし、これらが理論的に明確になっていないが故に水素の効果に対して盲目的に否定される方がおられる一方で、現実的にはいくつかの研究発表や事例もあり、それが何故なのかを解明するための研究が進められているというのが現状です。

水素ががんに良いというのを理解するためには、まず、「ガンとはどのような病気で、なぜガンになるのか?」を理解してガンの原因とは何かを知る必要があります。そうすれば「なぜ水素が“がんの発病予防”に効果があるのか」を理解することは容易ですが、実際の発病後のがんの治療に効果があるかどうかは、ガンの進行度合いやガン患者さん自身の生活習慣や体力、摂取する水素の量、水素を摂取するタイミングや頻度など多くの要因が影響します。また、抗がん剤のように直接的にガン細胞をたたいて排除するというものではなく、生体が持つ治癒力の向上による間接的な結果としてガンの治療に対してもよい効果を示す場合があるということをご理解ください。

まず、ガンとはどのような病気か?ですが、
1、ある細胞が酸化力の強い活性酸素(主には、ヒドロキシルラジカル)などによってその遺伝子が酸化損傷されることによりガン細胞、つまり“がんの種”となります。がん化した細胞は細胞寿命を司る遺伝子(テロメア)の損傷により無限に増殖しつづけます。そして、5〜10年ほどで医療機器によって発見されるほどの大きさにまで増殖した悪性腫瘍が“がん”と診断されます。

2、通常、ガン化した細胞は初期の段階で白血球の一種であるNK(ナチュラルキラー)細胞によって食べられ取り除かれる。あるいは、アポトーシス(細胞自殺)によって自ら消えていきます。人間は、60兆個の細胞で出来ているといわれ、健康な人であっても体のあちこちでこの細胞の酸化損傷によるガン化とその排除が毎日行われています。つまり、誰でも、いつでも小規模な細胞のガン化とその排除が行われているのです。つまり、細胞レベルの故障が毎日起こり、それを一生懸命修理する“治癒力”が働いているのです。

3、ところが、食事、運動、ストレスなどの生活習慣の乱れによって血液の健康度が損なわれ血液循環が悪くなり始めると、白血球の活性が衰えるとともに、生体に備わっている“治癒力”が低下します。これによってガン化した細胞の除去が滞りガン細胞の増殖を許すことに繋がっていきます。

4、早い段階で体内環境を改善すれば、自らが持つ“治癒力”によってガン細胞の増殖を抑えそれを排除していくことが出来るのですが、多くの人が健康診断によって「あなたは、ガンです。」と宣告されるまで生活習慣を改めようとされないばかりか、「あなたはガンです。」と診断された途端に絶望的になり、心のどこかに「もしかしたらあと数年で死んでしまうかもしれない?」という漠然とした不安を抱き、生活習慣を改善することよりも、「早くガンをやっつけてしまわなければ、早くガンを取り除かなければ」と病院に行かれるのです。

5、そして、現在の西洋医学的な医療の考え方にもとづく高価な診断装置を使った早期発見、早期治療に従って、手術、抗がん剤放射線などの対症療法的な荒療治によって早期にガンの腫瘍をやっつけようと悪戦苦闘される次第です。

6、ところが、ガンの根本原因はガン腫瘍そのものではなくて、ガン細胞の増殖を許している体内環境にある訳です。ですから、西洋医学的な荒療治でガン組織を排除しても、ガンの根本原因は取り除かれないために再発や転移を招くのです。

上記が、ガンの発生原因と発症プロセスです。ですから、ガンの根本原因はガン細胞の増殖を許す体内環境、具体的には、細胞を酸化損傷する過剰な活性酸素活性酸素を除去する抗酸化力の低下、ガン化した細胞を取り除けなくなった白血球(治癒力)の活性の低下、それを招いた不健康な血液とその循環であり、血液を不健康にし過剰な活性酸素を生み出す生活習慣、食習慣と運動不足などがあるのです。

では、本題の水素がガンに良いのは何故かということですが、水素は化学的にも究極の還元剤であり過剰な活性酸素を中和しその酸化力をなくす抗酸化物質として機能します。また、水素サプリメントが出す電子の働きによって赤血球の凝集が抑制され血液循環を改善し、白血球や赤血球の活性を高める効果もあります。さらに、水素サプリメントによってガン細胞を食するNK細胞が増えたという報告もあります。

つまり、水素サプリメントを常飲することは、抗酸化力の維持と健康な血液循環の維持、NK細胞の増大に貢献し、生体が持つ治癒力を増強するため、毎日のように発生するガン細胞の増殖を抑制しガンの予防に効果を示すと考えられるのです。が、西洋医学の中での薬理効果というのは直接的にガン細胞に働きかけることをいい、この生体が持つ“治癒力”という概念やそれを高めるという考え方がないために、「水素は治癒力を高め、がん増殖を抑制する効果がある」という考え方は受け入れられないのです。ですから、もし、「水素はガン予防に有効である。」という広告宣伝をすると西洋医学の考え方をベースに作られた「薬事法」という法律を違反することとなります。

では、発病前のがん予防ではなく、発病後のガン治療に水素は有効なのでしょうか?
余命宣告を受けた人が生活習慣を大きく改善したり、長年の夢だった登山に挑戦したりしてガンが消滅したといった話があるように、体内環境を改善し健康な血液循環を取り戻せば生体の治癒力によってガン腫瘍が排除されることも多々あるのです。ガンといえども小さな命である細胞の集まりですから、体内環境をガン細胞にとって住み辛い環境に変えることができれば一気にガン化した細胞が消滅するということも無きにしも在らずなのです。このような体内環境の改善と治癒力の強化に水素サプリメントは貢献すると言えるのです。

自然治癒力に関しては、身体ばかりでなく、心と気についても考える必要があるのですが、さらに長くなりますので割愛します。

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「ガンの患者学研究所」の特集記事『がんの自然退縮が教えるもの』に非常に有益なことが書かれてますので、がんに対する認識や考え方の参考にしてください。
http://www.naotta.net/tokushu/index.html

水素の効果については、以下のサイトに詳しく書いていますので、参考になさってはいかがでしょうか?
http://www.naruhodo-genki.com/suisosui.html

私が読んだ本の中からお薦めしたいのは、
新潟大学医学部医学博士安保徹先生のベストセラー「免疫革命」

「e‐クリニック」を主催されている医師で医学博士の岡本裕先生著「9割の医者は、がんを誤解している!」

ガン患者の会「いずみの会」代表中山武先生の「ガンがゆっくり消えていく- 再発・転移を防ぐ17の戦略」

サンゴカルシウムベースの水素サプリメントを開発された及川博士と鶴見クリニック院長の鶴見隆史先生の「がんが消えた - マイナス水素イオンの奇跡」

土橋重隆先生の「ガンをつくる心治す心」

http://www.naruhodo-genki.com/shop/megahydrate.html