20世紀においては、医学や生理学などの生命科学と物理学や化学など自然科学は全く別ものとして捉えられ、自然科学的な現象や法則に基づいて、生命現象の謎を紐解くことはあまり試みられませんでした。
それ故、医学や生理学などの生命科学は、臓器レベルあるいは細胞レベルでの対症療法を主体とした医療技術や生理現象の研究が成され、その根底にある物質レベルの物理化学的な現象は無視されてきたと言っても過言ではありません。
ところが、20世紀半ばに遺伝子DNAの構造とともに、たんぱく質合成のメカニズムが解明されて以降、生命現象の謎がどんどんと明らかになって「神の領域」と言われる領域まで研究は進んでいます。
さらには、21世紀に入ってからの分子生物学のめざましい発展によって、生命現象を細胞を構成する物質レベルの物理化学的な観点から解明しようとする試みが数多く成され、その結果として、従来の対症療法を主体とする医学や細胞組織レベルでの生理学の考え方の限界や、これらが見落としていた様々な問題点が明らかになってきています。
このブログでは、そのような分子生物学によって解明された新たな事実に基づいて、老化や病気の本質的な原因を見極め、その根本的な予防法、即ち不老健康長寿の秘訣を探りながら実践します。
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